JR九州の鉄道株主優待券「1日乗車券」。

せっかく持っているなら、なるべくお得に使いたいですよね。

近距離の移動に使うのも、もちろんありです。
でも、同じ1枚を使うなら、

「どこで使うと一番お得なんだろう?」

と気になるところです。

そこで今回は、博多駅から九州各県へ往復する場合を比べて、株主優待券1枚の実質的な価値を調べました。

すでに優待券を持っている方は、どこで使うかを考える参考に。
これから旅行する方は、優待券を入手して使うかどうかを考える材料にしていただければと思います。

【大切なポイント】

鉄道株主優待券「1日乗車券」は、指定した1日だけ有効です。

この記事では、同じ日に博多駅を出発し、同じ日に博多駅へ戻る往復利用を前提に比較しています。

先に結論

今回比べた7パターンでは、博多〜鹿児島中央で使う場合が最もお得でした。

株主優待券1枚の実質的な価値は、

指定席利用:11,480円
自由席利用:12,540円

です。

一覧で見ると、次のようになります。

行き先・ルート 実質的な価値(指定席利用) 実質的な価値(自由席利用)
佐賀駅 ▲460円 600円
長崎駅 2,620円 3,680円
熊本駅 3,780円 4,840円
大分駅 1,540円 2,600円
宮崎駅(日豊本線経由) 7,020円 8,080円
宮崎駅(鹿児島中央経由) 10,120円 12,240円
鹿児島中央駅 11,480円 12,540円

ここでいう「実質的な価値」は、ネットきっぷなどを普通に利用する場合と比べて、株主優待券1枚を使うことでまかなえる金額の目安です。

ネットきっぷは指定席を利用できるものが多いため、この記事では指定席利用での比較を基本とし、自由席利用も参考として載せています。

佐賀県|佐賀駅

博多〜佐賀の九州ネットきっぷは、片道1,300円。
往復では2,600円です。

株主優待券を使う場合、別途必要な特急券は、

・指定席:往復3,060円
・自由席:往復2,000円

です。

そのため、株主優待券1枚の実質的な価値は、

指定席利用:▲460円
自由席利用:600円

となります。

指定席を利用する場合は、この条件では株主優待券を使うより、九州ネットきっぷの方が安くなります。

長崎県|長崎駅

博多〜長崎の「かもめネットきっぷ」は、片道4,500円。
往復では9,000円です。

株主優待券を使う場合、別途必要な特急券は、

・指定席:往復6,380円
・自由席:往復5,320円

です。

株主優待券1枚の実質的な価値は、

指定席利用:2,620円
自由席利用:3,680円

となります。

熊本県|熊本駅

博多〜熊本の九州ネットきっぷは、片道5,310円。
往復では10,620円です。

株主優待券を使う場合、別途必要な九州新幹線の特急券は、

・指定席:往復6,840円
・自由席:往復5,780円

です。

株主優待券1枚の実質的な価値は、

指定席利用:3,780円
自由席利用:4,840円

となります。

大分県|大分駅

博多〜大分の九州ネットきっぷは、片道3,500円。
往復では7,000円です。

株主優待券を使う場合、別途必要な特急「ソニック」の特急券は、

・指定席:往復5,460円
・自由席:往復4,400円

です。

株主優待券1枚の実質的な価値は、

指定席利用:1,540円
自由席利用:2,600円

となります。

宮崎県|宮崎駅

宮崎は、2つのルートを比べます。

日豊本線経由

博多から小倉・大分方面を通り、日豊本線で宮崎へ向かうルートです。

博多〜宮崎の九州ネットきっぷは、片道6,640円。
往復では13,280円です。

株主優待券を使う場合、別途必要な特急券は、

・指定席:往復6,260円
・自由席:往復5,200円

です。

株主優待券1枚の実質的な価値は、

指定席利用:7,020円
自由席利用:8,080円

となります。

鹿児島中央経由

こちらは、

博多 → 鹿児島中央:九州新幹線
鹿児島中央 → 宮崎:特急「きりしま」

を利用するルートです。

博多〜宮崎を鹿児島中央経由で利用する九州ネットきっぷは、片道13,070円。
往復では26,140円です。

株主優待券を使う場合、別途必要な特急券は、

・指定席:往復16,020円
・自由席:往復13,900円

です。

株主優待券1枚の実質的な価値は、

指定席利用:10,120円
自由席利用:12,240円

となります。

同じ宮崎駅でも、どちらのルートを使うかでかなり違います。

鹿児島県|鹿児島中央駅

博多〜鹿児島中央の九州ネットきっぷは、片道11,420円。
往復では22,840円です。

株主優待券を使う場合、別途必要な九州新幹線の特急券は、

・指定席:往復11,360円
・自由席:往復10,300円

です。

株主優待券1枚の実質的な価値は、

指定席利用:11,480円
自由席利用:12,540円

となります。

今回比べた7パターンでは、鹿児島中央で使う場合が最もお得という結果になりました。

株主優待券をすでに持っているなら

すでに株主優待券を持っている方なら、これから行く予定の場所の中で比べてみるのが分かりやすいと思います。

たとえば指定席利用なら、

・佐賀:▲460円
・長崎:2,620円
・熊本:3,780円
・大分:1,540円
・宮崎(日豊本線経由):7,020円
・宮崎(鹿児島中央経由):10,120円
・鹿児島中央:11,480円

です。

行く予定がいくつかあるなら、その中で実質的な価値が大きいところに使う、という考え方ができます。

これから株主優待券を入手するなら

株主優待券は、金券ショップなどで流通していることもあります。

これから旅行する方なら、

「優待券の入手価格」と「その旅行で使った場合の実質的な価値」

を比べてみるのも一つです。

予定している旅行で、株主優待券1枚の実質的な価値がいくらになるのか分かれば、実際の入手価格と比べて判断しやすくなります。

まとめ

博多発で、JR九州の鉄道株主優待券「1日乗車券」をどこで使うとお得なのか、九州6県・7パターンで比べました。

行き先・ルート 実質的な価値(指定席利用) 実質的な価値(自由席利用)
佐賀駅 ▲460円 600円
長崎駅 2,620円 3,680円
熊本駅 3,780円 4,840円
大分駅 1,540円 2,600円
宮崎駅(日豊本線経由) 7,020円 8,080円
宮崎駅(鹿児島中央経由) 10,120円 12,240円
鹿児島中央駅 11,480円 12,540円

今回の比較では、博多〜鹿児島中央で使う場合が最もお得でした。

ただし、鉄道株主優待券「1日乗車券」は、指定した1日だけ有効です。

泊まりをはさんで1枚を往復利用することはできません。
この記事の比較も、すべて同じ日の往復を前提にしています。

すでに優待券を持っている方は、行く予定のある場所の中でどこに使うか。

これから旅行する方は、優待券を入手して使うとお得になりそうか。

そんなことを考えるときの参考になればと思います。

※ネットきっぷや特急料金は変更される場合があります。実際に利用する際は、JR九州の最新情報をご確認ください。